2007年2月17日土曜日

陶芸家 丸井孝之さん

N市議の紹介で岬町在住の陶芸家丸井孝之さんと知り合った。私よりもずっと前に東京から移住し、「海窯(うみがま)」という陶房を営んでいる。夷隅川の河畔に自宅と作業場がある。陶芸といっても白磁、青磁など磁器が専門のようで、東京を中心に建築家や、ギャラリーと組んで幅広く活躍されている。
彼のホームページにも作品が紹介されている。型物の磁器とは違い、一個一個が手作りで丁寧に、白磁ならではの薄みと透明感はもちろんだが、同時に手の暖かさが伝わってくるのが特長だ。
先日今年の窯開きということで、訪問してきた。その時、気に入り購入したのが写真中央のワイングラスだ。ブルゴーニュスタイルという丸く下が膨らんだブランデーグラス風のものだ。かなり破格の値段で分けてもらった。夷隅のこの地域ではなかなかその価値が分る人が少ないようで、地元では殆ど商売にはならないようだ。
彼は夷隅に移り住んで来てこの方海釣りを楽しんで勝浦方面の磯を根城にしているとのこと。自分で釣った魚を、自分でさばき、自分の焼いた磁器に盛り付ける、これが一番のセールス手法のようだ。
これからもう少し地元での活動を重視していきたい、そのために私などとの接点でネットワークを広げて行きたいと、希望をお持ちだ。デザインやアートに関わる、クリエイティブな人達を結集して、もっと普通の生活の中でオリジナルな『美』を提供していけるような仕組みづくりをしたいということで、私も一肌脱いで「外房クリエーターズネット」をお手伝いしよう。

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