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2013年11月27日水曜日

ロケットオーブンの販売開始!!

ロケットオーブン5号機が完成しました。同時に販売開始!! 
今回は、あるイベントのデモでピザを焼いたのを見ていただいた方の注文で作りました。基本的な仕組みは同じですが、制作段階の精度を上げることと、一部改良をしながら作りました。そのための設備投資(?)のために、折り曲げ台や樫の拍子木を作り設置しました。
 仕上がりにマロンカラーのペンキを塗りました。ドイツに行くとやたら目につく色の組合せです。パン焼き用を意識しました。

 あと1台分の材料があるので注文を受けようと思います。とりあえず決めた値段は48,000円です。
オーブンの性能は、約30分で200℃になり、薪を足したり抜いたりして温度を調整します。最高、300度まで上がりますが250℃くらいが管理しやすい です。庫内寸法は320W×320D×200Hで300φまでの天板に対応します。薪の使用量はパン2斤分で2キロ弱です。よく乾燥した薪が必要です。
 
 
自分で作りたい方には必要な材料、道具、制作要領などを提供します。DIYに慣れた方なら、ゆっくり3日間で一人でできます。

作るのが面倒な方まるごと作って提供します。いすみ市近隣の方だと助かります。


2013年4月25日木曜日

ロケットオーブン2号でグリッシーニ調理

 このブログも半年に1回のペースになってしまった。ファイスブックやほかのメディアができたせいもあるが、発信すべき情報かどうかつい面倒になってしまったのが本音である。

また、少し余裕(時間ではなく、心の)ができたので再開する。今回は一昨年から追求してきたロケット燃焼式のオーブンを紹介する。
薪を使うピザオーブンは、レンガや土を使って作るのが普通で、もちろん運ぶことはできない。今回のは、ロケットコンロ+オーブンユニットの分割型で、いずれも薄い鉄板を加工したもので20キロ以下のため持ち運び可能だ。
このオーブンを使ってイタリアングリッシーニを作ってみた。

 1号機はホームかまど内にペール缶を吊り下げ周囲を熱し、直接燃焼空気が内容物に触れない設定だった。ペール缶の直径サイズに容積が限られ、調理物の大きさに制約があった。2号機では、ホームかまど(38センチタイプ)事態をオーブンの内壁としたため大きさにゆとりができた。燃焼空気は直接釜内を循環して上部の煙突から排出される仕組みにした。
薄い鉄板で外周りを作るため、断熱が最も重要である。また、釜内の温度変化を減らす工夫、つまり蓄熱材の設置も重要だ。断熱はロックウールの80K/㎥50ミリ厚をホームかまどの外側に巻きつけその外側にコイル状に薄板をまきつけながらダブルナット方式で固定した。その前後を同じ断熱材を覆い薄板で密閉した、結果的には機関車トーマス的な顔になってしまった。

さて、グリッシーニはレシピ通りに生地を作り(ピザとほとんど同じもの)用意した。

薪は、すすの少ない樹種を選んだ。桜と樫である。炊きつけは小さなダンボール紙と杉材である。簡単に火がつき、ロケット燃焼の特徴であるゴーと音を立てながら炎が吸い込まれていく。

燃焼部の一斗缶は内部の煙突との間に軽石が詰められているため、表面はほとんど熱くならない。1時間以上燃やしても、手で触れる程度に暖まるだけだ。 

内部の様子はこんな感じである。奥にはかまど内に固定した薄板の隔壁があり、下のコンロから燃焼ガスが後ろに回り隔壁の両サイドから釜内に流れてくる。より効果的に熱を伝えるため底板には御影石を置き、両側には溶岩プレートを置いて、遠赤外線効果を期待している。底板からガスレンジ用の五徳で浮かして調理物に均等に熱が伝わるようにした。 

材料を入れるタイミングとして240℃をめどにした。少し、大目に薪を投入すれば20分から30分で到達する。そのまま燃やせば270℃くらいまで上がる。この燃焼方式の欠点は、わずかな薪で効率の良い燃やし方をするために、温度変化が大きく、一定温度に保つことが難しいことだ。薪の投入の気遣いが必要で、その場にいなくてはならないのが、人によっては面倒になる。樹種ごとの燃え方や熱量など、マニアックな興味のある人にはとても面白い。私も2,3種の薪を準備して燃え方をコントロールしている。

出来上がりである。240℃で10分間でこんな感じである。プラス1,2分あっても色が少し濃くなるぐらいだから、アバウトでもできる。
 
この、ロケットオーブンの特徴である携帯性は、サバイバル環境で役立つと思うが、通常時、イベント、移動販売などでも行けると思う。少し工夫すれば石焼き芋にも応用可能だ。大量の薪を使わずにそこそこの料理ができるのが良いと思う。ただ、調理をするだけなら、下のコンロだけでやれば中華鍋を使った料理なんかに最適だ。

こんなものを作りたい、利用したい人がいればワークショップで製作のご指導もやろうと思う。材料費約2万円、工具を少し揃えればできてしまう。

2012年6月30日土曜日

6月末ダイジェスト

Topic 1 いすみエコツアー

今年も昨年に引き続き、市民提案事業として「いすみの小さな旅2012夏物語」を開催します。
今年2月に昨年度の事業として実施し、参加者の方々から大変好評を得ました。
いすみ市にある、そこでなければ体験できない何かを見つけ出し、この地域での滞在型ツアーを定着させるのが目標です。
今年は3つのプランを用意しました。それぞれ特徴のあるプログラムです。対象も少しずつ違う方々を見込んでいます。ツアーの内容、申し込みはツアーの専用サイトhttp://isumi-ecotour.com/ からお願いします。
Topic 2 シーバス

次はおいしいお話です。釣りたてのスズキを釣り名人Tさんから頂きました。その朝、13匹釣れたうちの2匹をいただきました。早速刺身用に3枚おろしにして、残りを骨付きで塩水につけ乾燥させ冷凍しました。
とにかく、繊細でうまいのです。ポン酢が合うようです。しゃぶしゃぶも良いようです。上の写真はまな板の鯉ならぬスズキです。大きさも太さも大体わかると思いますが手頃です。大きいと、骨を切るのが大変。えらぶたも危険です。さばくには軍手が必須です。
Topic 3 Healingwood

またヒーリング・ウッドです。今度はケヤキから杉に変わりました。薪から一部切り取り磨きました。堅木にたいして大変柔かいですから、削りすぎに注意が必要です。短時間でできます。意外と木目がきれいに出ました。皮は完全にはがさなくてはなりません、というかはがれてしまいます。
木の生えていた方角が年輪の密度の違いによりすぐ判ります。
こども達の入門用には良い材かと思います。どこでも手に入りやすいのも魅力です。もちろん田舎ではの話ですが。
Topic 4 菜の花エコプロジェクト

久々の菜の花エコの情報です。昨年10月に種をまき今年6月初旬に収穫したものを、乾燥させ種取を行いました。6月22日、4人で1時間半で終わるほど量は少なめでした。例年の3分の1程度です。気候と手抜きの相乗効果だと思います。10Kgにも満たないようです。この状態でさらに乾燥、搾油は7月2週に唐箕かけをしたうえで行います。僅かですがプロジェクト参加者に特製の菜種油を提供できると思います。
種の色は早い収穫の時の赤みが強い状態です。油は濃い色になるはずです。来年は参加者、畑もどうするか、再出発をした方が良いかもしれません。集まりやすい場所で100坪くらい畑を借りてやるのが良いかもしれません。また、実行する方々を新たに募集してやることも検討する必要があるかと思います。

2012年6月20日水曜日

ヒーリング・ウッド

「ヒーリング・ウッド」をご存じだろうか?昨日、Kさんにお会いしたらそれを作ったものを見せてもらった。いろいろな木を磨いて作るのだそうだ。オリジンは屋久島に住まわれるご夫妻が始めたようで、流木を使ったものが初めのようだ。
木を磨く行為自体が癒しになるのと、磨き上げたものを身辺に置くことがヒーリングになるという。
 ともあれ、磨きぬいて、蜜蝋で仕上げた表面は確かにすべすべで、持った感触も超なめらかのため癒されるのもわかる。木材なら、燃やすくらいたくさんあるので、ちょっとチャレンジした。
 薪用にとっておいたケヤキを使って削り、磨いてみた。Kさんの程、磨いていない。ざらっとした感触である。こういう渋いのはダメかな。
 庭の夏椿が咲きだした。白い大きな花である。あっという間に散ってしまうので、次から次咲いて来る。ついでに、この時期の定番、アジサイだ。この種は「スミダノハナビ」というらしい。大原の小倉さんから頂いたものである。今年も見事な咲きっぷりであるl。

2012年5月30日水曜日

Firewood shelves

After the building the tiles wall at the parking space in front of my house, I have made the firewood shelves for the stock of  firewood which will be used from this Winter. This shelves are designed as the container system,  900 width by 400 depth by 900 & 600 hights. So, they are combinated  three types of hights, 600, 900 and 1500.
 These shelves are able to tie each holizontally and vertically by the steel wire in order to keep staibility for some eathquakes. I have already made 2 sets of 1500 hight unit. Then I must continue to make several units for the stock of one year portion including spliting firewood. That's the very hard work, is'nt that? I need some help. Is there anyone who wants to do this?

2012年5月18日金曜日

瓦土留めの竣工

いよいよ瓦土留めの完成である。ボーダー部のスロープが最後の仕事である。これまでの山田の土+山砂+砂利+セメントで練りあげたものを打ち込んで何とか仕上げたが、最後で土がなくなり、土なしの普通のコンクリートに近い状態で不足分を補った。
色合いが違ってしまうのは仕方のないことで、乾けばそんなには気にならないのではと思う。
もう一つ最後の仕事として、残った山砂で車止めを兼ねたマウンドを土留めの前に設けた。そのままでは草が生え、雨で流れてしまうので、固化材の入った砂を購入して表面に撒きつけた。これで見た目にも優しい駐車場になったようだ。
はたして車止めとして強度が持つかは不明である、視覚的にバックで駐車しても安心感がある。土留めに車体をぶつけないで済むからである。これまで2台楽にとめられたが、これからは1台用である。竣工のお披露目をしたいところだが、同じものは2度とできないと思う。

それでも、土を使った造作はやはりコンクリートよりも良いことを広めていきたいと思う。参考にされることがあるようなら、お手伝いをしたいと思う。


庭の作業場の前に移したイロハモミジの周りを、防草シートと自然石でカバーした。その周囲を木杭の古くなって使わなくなったものを10センチに切り、針金でつなぎリング状に埋め込んだ。約3メーターの木の鎖状態のものを、バーナーで焦がした上、土に半分埋め込んだ。これで、草の侵入もなく、周囲を刈り払い機を使っても安心である。

2012年5月15日火曜日

瓦土留め工事Ⅱ

土留め工事は延々と1か月以上かかりました。ようやく完成です。最後は階段脇のスロープの処理です。草で覆われ、土が流れてしまい処理に困っていました。今回の土留め工事に合わせ同じ、山田の土をベースに塗り固めることにしました。

これまでの経験から、山土と山砂石灰だけだと、雨で溶け出し流れることは分かっています。また固まるのに時間が数日かかることも、外部で使うには難しい要因です。

そこで、今回はセメントの力を利用しました。また、広い面積を人が乗ることも想定し、強度を与えるために砂利を多めに加えました。

粘土の粘りを出すためにはよく煉ることですが、手ではとても重くてできません。ビニールシートに空煉りした材料を乗せ、水を加えながら足で踏んで練り上げます。ときどき扁平になったものをシートごとひっくり返しながらやると効率よくできます。ヤスさんに教えてもらった方法です。

また今回は、土の掛りをよくするため金網を敷き、煉った土をたたきつけるように設置し、表面をコテで仕上げ、波模様の線を滑り止めを兼ね描きました。弥生土器のイメージです。

今回の工事に伴い、庭に菜園を作ることにしました。夏野菜用に小さな菜園です。
小さな畑。きゅうりとオクラ、ナス、ピーマンを作ります。

そのために、イロハモミジの移植を行いました。葉が茂ると、日陰の芝がだめになることを見こし、防草シートを張ってその上を自然石で化粧することにしました。意外と石が多く必要とされます。



2012年5月2日水曜日

ほとんど土の人

4月初めから取り組んできた、古瓦利用の土留め工事は1か月たちようやく最後が見えてきた。まだ仕上げの土仕事が表面、および、周囲の立ち上り部分など残っているが、本体部分はほぼ完成である。

思いついた時は、そんなに長くかかるとは思わなかったが、取り掛かると来る日も来る日も瓦積みが続き、その後は壁土塗りが続いた。壁土もロケットオーブン用に仕込んだ分がなくなり、28日に山田へ行ったときにまた新たに仕込んで、それを使ってきた。それもわずかになり、再度もらいに行くようである。

壁土は、山田の山を崩した時に出た表土の少し下の粘土層の土と、購入した山砂を同量加え、量販店で買った苦土石灰(石灰にマグネシウムを加えたもの)20キロ300円弱のものを、土の5%程度を混ぜ合わせ使ってみた。水を僅か加えることで、そんなに練らなくても非常に粘りのある土にすぐ変わる。掌でしばらく団子にして練りこみそれを瓦と瓦の間に押し付け伸ばしてゆく。気持ちが良いくらい適当に柔らかく、よく延びる。彫塑の粘土により近い可塑性と崩れない結合性が得られる。


瓦をよく見ると「不動谷」という彫り込みがスタンプされている。これが地名だとすると、そこで焼かれた瓦なのではと推測できる。そこで市内の地名として調べると、大原大聖寺が「根方字不動谷」という地名になっている。その近くに瓦の窯があったのかどうか分からないが、誰かに聞いてみようと思う。

粘土は、乾くと縮まりひびが入ってくる。擁壁としての構造は、土嚢と、瓦のつなぎをしているモルタルで持たせているので、このひびは問題ない。土壁らしさの味として、ひびがあってもよいと思う。通常1週間で水分が抜けカチカチに固まる。色も、白っぽくなって、落ち着いてくる。


この2週間くらい、壁土と、ボーダー部の三和土(たたき)もどきを作るため、土、砂、砂利、石灰、切り藁、水をいろいろ配合し感じをつかんできた。三和土は原則水分は加えず、元の湿り気のまま敷き詰め、たたいて固めた方が良く固まり、作業性もよい。MAX古民家の土間も水を加えずやった方が良かったかもしれない。

土をいじくることで、先人の技術の高さと、「土の人」の面白さが分かってきた。今、そういう意味でほとんど土の人になっているようだ。階段横のスロープが完成すれば工事完了である。完成時の様子はまたアップしたいと思う。

2012年4月13日金曜日

制作途上

今月初めから、懸案だった我が家の駐車場、階段周りの改修工事にかかった。元々、建築当初は芝を張った斜面、うまく芝が付かないので、段々の花壇に古材を使って改修、その後、木が腐り、白アリの巣となったまま放置してきたが、白アリが家にも侵入しはじめ、近所の迷惑にもなる恐れから、今回の改修となった。

まず初めは、腐った木材の撤去を行い、基本的に焼却することにした。次に花壇の土を土嚢袋に入れ斜面(約60度)の土留めにした。ここまでも土嚢袋72個積み上げる力仕事で、とても63歳の仕事とは思えないほど大変。


そしてこれからが、本番の瓦土留めの制作だ。ご近所の農家の古民家の屋根瓦が積んであったものをもらってきた。その家は150年くらいたった古民家で、元々瓦葺だったという。30年ほど前に瓦を葺き替えた時に出たのがこの瓦で、いわゆる地元産の素焼きのいぶし瓦である。

第1便で約120枚ほど、持ってきて積み上げ、まだまだ足りないので今日また、150枚ほど運んだ。
積み方は、お隣の大工さんのIさんのアドバイスで瓦塀スタイルにした。土嚢袋の斜面に沿わして積み上げてゆく。1枚1枚モルタルで隙間を取りながら1段あたり約8センチぐらいで高くしてゆく。

1日せいぜい2~3段積むのがやっとである。モルタルをから煉り、固練り、普通の3段階で練りながら積んでゆく。まさに万里の長城を築くような気の長い仕事である。

今日の段階で11段積みあがった。約1メートルある。あと50センチぐらい上げて、完了する予定だ。その後に仕上げとして、粘土を砂と練り上げ石灰を混ぜ土塀の要領で表面を覆い、築地塀的土留めとなるはずだ。いつ完成するか、木が遠くなる労力である。

本来は、この土留めでできたスペースに薪棚を作る予定だったが、これほど苦労した瓦塀を隠すことはないと思い、薪棚の位置は変えることにした。夏までには棚も完成するであろう。