クラフト作家の境地で作りました。
前日、大多喜の新生木材さんへ行き、製材の端材を貰ってきました。大きなケヤキを製材した時の、木の背板です。製材した時に偶然いい角度でテーパーがかかった辺材のところです。
そのテーパーを利用して、料理用の木ベラを作ろうと思い、どんなものがあるかネットで調べましたが、その殆どは洋物(当たり前かも)で、和風のものはありません。樹種としても、ビーチ(ブナ)、アッシュ(トネリコ)と洋材です。ケヤキも堅木ですから多分できると思い、又、かみさんからどんな形が使い易いかアドバイスを貰い作ったのがこれです。
早速、ムラサキイモのきんとんを作るのに使ってみました。先がうっすら赤みがあるのが、芋の色素が染込んだものです。いろんな料理で使うといい色に変色すると思います。握りの太さや、へらの先のカーヴなど使ってみて、手を入れていこうと思います。
千葉の森林が死にかけている中で、林業に頑張っている新生木材の黒川社長を支援するつもりで、千葉県産材を使った、生活用品開発をNPO的にやりたいと思っています。誰でも簡単に、短時間でできる木ベラや、しゃもじ、木の匙から初めて、インテリア家具まで展開できるといいなあと思っています。
この企画に参加したい方、ちょっとモノづくりしたい方がいれば、多いに歓迎します。来年千葉に住むデザイナーや建築家などと立ち上げる予定の、「ちばデザインネットワーク」の企画事業として取組む予定です。興味ある方、声を掛けてください。メールしてください。
2007年12月7日金曜日
シアターチェアをデザインしました
昔、お付合いしたことがある展示会プロデューサーからのメールで「誰かデザイナーを紹介してください」の依頼から始まった仕事。来年6月開幕のスペイン、サラゴサ市での万国博に向けた日本政府館の劇場用イスの開発である。スケジュールからすると年内に試作完成、年明けから量産へと、とてもタイトなため、誰か紹介するよりも私がやりますよということで急遽仕事モードに切り替えた。
いろいろ条件をお聞きした上で11月中旬に提案させていただいた。それまでにイメージをまとめた、図面とレンダリングが次の写真である。
万博のテーマは「水」である。日本からの展示も、劇場での映像と、水と関わってきた日本の自然、風土、歴史、生活と産業、水問題へのアプローチなどであり、劇場の演出が一番の見せ所だそうだ。そこで、ちゃんとしたデザインでシアターチェアを製作することになったとのこと。
数案のセレクトの結果、このデザインが選択され、開発に着手した次第である。
2008年5月には現地での設置工事完了のため、3月には海上コンテナで出荷しなくてはならない。途中でのやり直しがきかない仕事のため、パートナーのF社とはきっちり仕事をしなくてはと思っている。
菜の花レポート
前回レポートから一月近くがたちました。その後の生育は寒くなったにもかかわらず順調のようです。そろそろヒヨドリによる鳥被害が心配になるところですが、今のところは問題ありません。
時々、草むしりに行きますが、雑草も今は一休みという感じです。
11月25日(上の写真)の様子と、12月6日(下の写真)の様子を写真で紹介します。10日間ほどですが、その間もご覧のとおり葉の広がりが大きくなっています。
となりの農家が栽培しているキャベツ畑と比較しても、菜の花畑は立派な野菜畑になっています。ここまで大きくなると葉が硬くなり普通では食べられません。ナタネはナバナとは違う菜の花だということがよく分ります。
時々、草むしりに行きますが、雑草も今は一休みという感じです。
11月25日(上の写真)の様子と、12月6日(下の写真)の様子を写真で紹介します。10日間ほどですが、その間もご覧のとおり葉の広がりが大きくなっています。
となりの農家が栽培しているキャベツ畑と比較しても、菜の花畑は立派な野菜畑になっています。ここまで大きくなると葉が硬くなり普通では食べられません。ナタネはナバナとは違う菜の花だということがよく分ります。
2007年11月11日日曜日
ヨトウ虫も納まり成長中です
2007年11月11日
雨の合間に畑で観察してきました。2週間ほど前にヨトウ虫に3割ぐらいの苗が食われ危機状態ですが、藤木さんの薬が効いたようで、それ以降侵食が進んでいません。食われた苗も復活するものも出てきました。野菜畑風になりました。雨ごとに成長が進むようです。
食われて抜けたところへの間引き苗の移植をちょっと先にやろうと思います。そのときに雑草取りと、畝の土寄せもしたほうが良いと思います。11月後半にまた声を掛けます。
2007年11月1日木曜日
生育が順調です
11月1日
今年ももう11月です。二月で来年です。仕事以外で忙しい一年でした。
ところで、菜の花は順調にすくすく伸びています。ついでに雑草も伸びています。
周りの畑では雑草は非常に少ないようです。この菜の花畑だけ雑草をぼうぼう生やすのは気がひけます。種や、根で広がりますから、いくら菜の花の生育には害がないとは言えそのまま放置するわけにはいけません。
そこでプロジェクトのメンバーの方にお願いです。毎土日に参加するのは無理でしょうから、月に1回程度参加できる日を作ってもらって、それを一覧表で共有するのはいかがでしょうか。
一人で作業はつまらないですから、多数参加できそうな日に調整して一緒にやりましょう。
一部、去年と同じカブラハバチの黒い幼虫が発見されています。繁殖すると大変です。誰か良い退治法を教えて下さい。
それでは皆さんよろしくお願いします。
2007年10月15日月曜日
発芽は順調です
10月14日
播種から1週間、4日目頃から発芽が始まり、今日で全体の8割程度の芽が出てきたようです。
この間で2、3回の雨があったことが良かったようです。写真の通り一つの穴に5粒のはずが大体その倍程度の種が蒔かれたようです。素人ですからこんなものでしょう。少し混み合ってるようで、後で間引きが必要になるかもしれません。
誰かが蒔いた畝では、ご覧のとおり100粒ぐらいをこぼしたようで、芽が一面に出ているところもありました。
菜の花の芽と同時に雑草も、同調したかのように芽を出し始めました。雑草の方が優勢な場所もあります。これを見たメンバーの皆様、ちょっと時間ができたら草取り、間引きに来ませんか?
毎週、土、日のいずれかは私も出るようにします。声を掛けてください。
2007年10月8日月曜日
種蒔きをみんなでやりました
10月7日(日)天気の良い一日でした。午後から多くの方の参加で菜種の種を蒔きました。一人2畝程度やればおしまいですから、すぐに終わり。遅れてきた人は、その後の芋ほりに参加。地主のTさんの協力で、サツマイモを1畝掘らしてもらいました。
来年の6月まで、菜の花を育てます。初めは雑草との戦い、次には小動物と鳥との戦い、ある程度食べられるのは仕方ありません。最初の被害でネット張りをしたり、草取りをしたりと本職の農家とは違うのんびりムードでやるのがこのプロジェクトの特長です。成果よりもプロセスを楽しむ、ものぐさ農法で行きます。最後は何とか菜種油で天ぷらパーティーと行きたいものです。
芋ほりの後、我家のデッキでしばらく歓談。初参加のレジェンドホテルのIさん、ブラウンズフィールドのシネマさん、桑田のパンやのタルマリさん御夫婦といろいろな話に花が咲き「菜の花エコ・いすみ」は無事船出をしました。
引続き、メンバーが入れ替わり夷隅郡市自然を守る会の役員会を7時半までやりました。いろいろな議題をいつものように話がそれながら一応のことを決めました。充実した活動の一日でした。
2007年9月28日金曜日
元肥鋤きこみ、畝たての完了
9月26日、27日で畑の栽培準備作業を行いました。26日には谷田(サクダ)牧場の渡辺さんのご協力により、牛糞堆肥を分けてもらい畑まで、軽トラで4回往復しました。その際には、地主のTさんの御主人に同乗していただき積み下ろし作業を手伝っていただきました。本当に感謝です。
よく27日は午前中は雨模様のため、午後から作業を開始。藤木会長、大藪副会長それに私たち夫婦4人で、牛糞の施肥(14列約40M)、耕うん、鍬による畝たてと黙々とやり遂げました。
平日のため、メンバーには呼びかけませんでしたが、播種作業はできる限り多くの人に参加していただいてやりたいと思います。予定は10月6,7,8日のいずれかを考えています。
この記事をご覧になった方、是非是非、参加願います。
よく27日は午前中は雨模様のため、午後から作業を開始。藤木会長、大藪副会長それに私たち夫婦4人で、牛糞の施肥(14列約40M)、耕うん、鍬による畝たてと黙々とやり遂げました。
平日のため、メンバーには呼びかけませんでしたが、播種作業はできる限り多くの人に参加していただいてやりたいと思います。予定は10月6,7,8日のいずれかを考えています。
この記事をご覧になった方、是非是非、参加願います。
2007年9月20日木曜日
菜の花エコいすみが始動
2007年9月9日日曜日
2007年9月8日堂本さんも来た。
今日は朝からウミガメの監視パトロールで 一汗かいた。一昨日からの台風9号は通過した後の吹き返しが長く、浜の状況を一変させた。産卵巣からの卵の流出はなかった模様で一安心。市の職員が柵を更新して元通りになった。感謝したい。夷隅河口の北岸は特に砂浜の流動が波と、風で著しい。海浜植物群落の半分くらいが波をかぶり、砂だらけの状態だ。流竹木は砂の下に埋まり一見すっきりとなった。
午後からは、大原の水彩ギャラリーへ行く。國房さんの写真展に堂本知事が来られるのを聞いてたので、Tさんと多分いろいろ話しがあるだろうということで、待ち構えた。堂本さんは写真展を見た後、案の定ちょっと話しましょうということで20分ばかり懇談となった。
いすみは彼女は気に入っていて、別荘だけでなく将来は住みたいと言っている。
國房さんが撮ったモデルになった子供たちも大勢来て、堂本さんも大喜び。本当に可愛い子供たちだ。今県との関わりで進めている「生物多様性ちば戦略」もこの子供たちの将来を見据えてのことだ。大人の責任でやらなくては!!
午後からは、大原の水彩ギャラリーへ行く。國房さんの写真展に堂本知事が来られるのを聞いてたので、Tさんと多分いろいろ話しがあるだろうということで、待ち構えた。堂本さんは写真展を見た後、案の定ちょっと話しましょうということで20分ばかり懇談となった。
いすみは彼女は気に入っていて、別荘だけでなく将来は住みたいと言っている。
國房さんが撮ったモデルになった子供たちも大勢来て、堂本さんも大喜び。本当に可愛い子供たちだ。今県との関わりで進めている「生物多様性ちば戦略」もこの子供たちの将来を見据えてのことだ。大人の責任でやらなくては!!
2007年8月21日火曜日
アカウミガメの孵化始まる
8月21日
朝のメールで子ガメの孵化があったことは知っていたが、今日はウミガメ監視員パトロールの日ということで、現場の確認に行った。6月10日に産卵した巣からで、18日についで2回目の孵化となる。7匹の足跡が認められた。5匹はほぼまっすぐに海に向かい、2匹は左右に別れ斜めに海に向かっていた。産卵後の日数は68日~70日と平均的な日数である。
2回目の産卵巣は6月17日ということから今週末が予定されている。孵化の様子は、一晩徹夜するつもりなら見られるが、なかなか偶然では見られない。
2年前には偶然観察に行った瞬間に見ることができたが、全くの偶然だった。孵化の様子は確かに感動的なものでした。その様子はホームページのバックナンバーに入っています。
2007年7月2日月曜日
アカウミガメの産卵が始まる!!
今年もアカウミガメがやって来た!!
自然界の法則に則っているかののように、今年も外房のこの浜にアカウミガメが産卵にやってきた。6月17日に1回目の上陸で産卵しており、その後も2回やって来た。2回目はUターンのようで、3回目は産卵していた。
今年からいすみ市では「ウミガメ保護条令」が制定され「ウミガメ監視員」制度が運用されることになった。夷隅郡市自然を守る会もその協力の依頼があり、6名で3日間の観察パトロールを行うことになった。23日が初出動、Sさんとペアでいすみ川北岸へと行く途中、会の仲間と会い記念写真を撮る。
自然界の法則に則っているかののように、今年も外房のこの浜にアカウミガメが産卵にやってきた。6月17日に1回目の上陸で産卵しており、その後も2回やって来た。2回目はUターンのようで、3回目は産卵していた。
今年からいすみ市では「ウミガメ保護条令」が制定され「ウミガメ監視員」制度が運用されることになった。夷隅郡市自然を守る会もその協力の依頼があり、6名で3日間の観察パトロールを行うことになった。23日が初出動、Sさんとペアでいすみ川北岸へと行く途中、会の仲間と会い記念写真を撮る。
北岸には沢山のコアジサシが営巣中。注意深く見るとまだ生まれたばかりの卵もちらほらあった。もうすぐ巣離れの時期を迎えようとしている。無事に育ってくれればいいが、最大の敵は飼い犬だという。飼い主さん、この時期には浜辺で放し飼いは禁物です。
やっと取れた菜種650g
今年度の成果!?
2006年9月に種を蒔いた菜の花が紆余曲折の結果、鳥被害を免れた菜の花から650gの菜種を採取することができました。当初の予定ではこれを絞って菜種油を作ることになっていましたが、とてもその量ではありません。
メンバーの皆さんと相談して、これを来年の栽培用の種として保存することにしました。又「菜の花エコ・大原」プロジェクトは5年を経過し、このままでの存続は困難という見通しで、一度解散し、栽培地も見直し新たなスタートを切ることにしました。
プロジェクトに参加された皆さん、ご苦労様でした!!
それで、新たな候補地ですが、これまでの鳥被害(カワラヒワの襲撃)をいくらかでも軽減しようということで、人家の近くの畑を地主さんの協力により借りることができそうです。それがこの写真にあるところです。三門駅からも歩いて7、8分という交通の便のいいところです。広さは約150坪、我々の実力、体力から言ってちょうど良い大きさなのではとおもいます。
千葉県環境財団にこの新たな取組みを申請中です。新団体は「菜の花エコ・いすみ」という名称で、これまで最も熱心に関わってこられたFさんが代表を引受けてくれました。
現在畑はご覧のとおりカボチャの栽培中です。このカボチャ、食べられません!?ハローウィーン用の観賞用カボチャです。それなりにいい値で取引されているようです。9月末頃が取り入れ時期です。その後来年の6月まで菜の花をやってみようということです。地主さんからは、その後もひまわりを栽培して年間の油採取に挑戦してみたらという、お勧めもあります。疲れそうなので二つ返事はできませんでした。
ともかく、これまでの努力を何とか報われるような成果を上げてみたいと思います。皆さんこれまで以上に一層のご支援をよろしくお願いします!!!
2006年9月に種を蒔いた菜の花が紆余曲折の結果、鳥被害を免れた菜の花から650gの菜種を採取することができました。当初の予定ではこれを絞って菜種油を作ることになっていましたが、とてもその量ではありません。
メンバーの皆さんと相談して、これを来年の栽培用の種として保存することにしました。又「菜の花エコ・大原」プロジェクトは5年を経過し、このままでの存続は困難という見通しで、一度解散し、栽培地も見直し新たなスタートを切ることにしました。
プロジェクトに参加された皆さん、ご苦労様でした!!
それで、新たな候補地ですが、これまでの鳥被害(カワラヒワの襲撃)をいくらかでも軽減しようということで、人家の近くの畑を地主さんの協力により借りることができそうです。それがこの写真にあるところです。三門駅からも歩いて7、8分という交通の便のいいところです。広さは約150坪、我々の実力、体力から言ってちょうど良い大きさなのではとおもいます。
千葉県環境財団にこの新たな取組みを申請中です。新団体は「菜の花エコ・いすみ」という名称で、これまで最も熱心に関わってこられたFさんが代表を引受けてくれました。
現在畑はご覧のとおりカボチャの栽培中です。このカボチャ、食べられません!?ハローウィーン用の観賞用カボチャです。それなりにいい値で取引されているようです。9月末頃が取り入れ時期です。その後来年の6月まで菜の花をやってみようということです。地主さんからは、その後もひまわりを栽培して年間の油採取に挑戦してみたらという、お勧めもあります。疲れそうなので二つ返事はできませんでした。
ともかく、これまでの努力を何とか報われるような成果を上げてみたいと思います。皆さんこれまで以上に一層のご支援をよろしくお願いします!!!
2007年5月21日月曜日
かろうじてネットを張りました
5月20日
この日と前日、皆さんの条件にあわせ布施の畑の草刈、網掛けをやりました。今年は、昨年と比べ更に収穫は悪い状態になります。それでも残った株を鳥から保護し、種だけでもとろうということで、防鳥ネットを張りました。株が分散しているため、最も成長の良かった戸張さん担当の畝だけをかぶせました。
これで2週間ほど熟せば収穫が可能と思われます。帰る頃、数羽のカワラヒワが偵察にやってきました。多分分散した株は、あっという間にたいらげられるでしょう。
幾つか反省点があります。菜種を栽培して4年目になりますが、この畑の地力がやせて来ていることが、まず第一でしょう。菜種は昔から、牛を飼う農家の排泄物を捨てる場所で栽培してきたようで、毎年土を作る堆肥の補給がないと基本的に無理なようです。土を中和する石灰も必要のようです。次に、播種段階で堆肥を鋤きこみ、土を耕し粒を細かくすることで、発芽を促すことも重要なことです。更に、発芽後は、成長にあわせ追肥を行うこと。化成肥料を使わない時は液肥を株元に注入するのが良いそうです。
というように、「菜の花栽培は簡単」というのは、誤りであるというのが教訓です。やはり地道で本格的な農作業が必要ということです。肥料や、耕す機械、雑草とりなど、資力、労力をかけ無ければ満足のいく結果が出せないということでしょう。
さて、今年の秋からこの畑をどうするか考えどころです。
その前に、菜の花の周りに植えたソラマメが収穫期になりました。育ちは菜の花同様いまいちですが、中身は熟れています。試しに少し食べてみましたが、茶色い実はなかなか味が良いと思いました。この色素で染物もできそうです。来週末26日、27日辺りに希望者でソラマメの収穫をしましょう。
この日と前日、皆さんの条件にあわせ布施の畑の草刈、網掛けをやりました。今年は、昨年と比べ更に収穫は悪い状態になります。それでも残った株を鳥から保護し、種だけでもとろうということで、防鳥ネットを張りました。株が分散しているため、最も成長の良かった戸張さん担当の畝だけをかぶせました。
これで2週間ほど熟せば収穫が可能と思われます。帰る頃、数羽のカワラヒワが偵察にやってきました。多分分散した株は、あっという間にたいらげられるでしょう。
幾つか反省点があります。菜種を栽培して4年目になりますが、この畑の地力がやせて来ていることが、まず第一でしょう。菜種は昔から、牛を飼う農家の排泄物を捨てる場所で栽培してきたようで、毎年土を作る堆肥の補給がないと基本的に無理なようです。土を中和する石灰も必要のようです。次に、播種段階で堆肥を鋤きこみ、土を耕し粒を細かくすることで、発芽を促すことも重要なことです。更に、発芽後は、成長にあわせ追肥を行うこと。化成肥料を使わない時は液肥を株元に注入するのが良いそうです。
というように、「菜の花栽培は簡単」というのは、誤りであるというのが教訓です。やはり地道で本格的な農作業が必要ということです。肥料や、耕す機械、雑草とりなど、資力、労力をかけ無ければ満足のいく結果が出せないということでしょう。
さて、今年の秋からこの畑をどうするか考えどころです。
その前に、菜の花の周りに植えたソラマメが収穫期になりました。育ちは菜の花同様いまいちですが、中身は熟れています。試しに少し食べてみましたが、茶色い実はなかなか味が良いと思いました。この色素で染物もできそうです。来週末26日、27日辺りに希望者でソラマメの収穫をしましょう。
2007年5月7日月曜日
連休のある日長男が来た
2007年5月5日
連休後半、前日から長男が横浜から我家を訪れてくれた。正月以来で妻も私も喜んで迎えた。その夜はイナダとタコの刺身とタコ飯でご馳走した。
翌5日、連休の渋滞にはまらないで良い所を案内しようということで、まずは万木城跡へと向かった。我家から西へ15分というところである。下の駐車場に車を置き徒歩で5分ほど坂を上がる。昔の戦国の城跡ということで展望台が建っている。そこから、霞んではいるが海の方向に、太東埼が見える。北、西にも展望が広げ城にうってつけの場所だったのであろう。展望台からは四方に鯉のぼりが泳いで、つつじが咲きまさに「こどもの日」を祝っていた。
万木城から、更に西に5,6分ほど走ると行元寺(ぎょうがんじ)に着く。この寺は天台の寺としてこの辺では格式の高い寺のようで、波の伊八の欄間彫刻で有名である。ちばディスティネーションキャンペーンで全国的に有名になりその期間中連日100名以上の参拝客があったという。
この日も、我々が着いた時に20名ほどがまとまったところで、寺の住職さんが寺の建物欄間彫刻について詳しい解説をして頂くことができた。このところすごく忙しかったので健康を害したということを聞いていたが、なかなかかくしゃくとしたしゃべり方で来た客に感動を与えたのではなかろうか。
その後、昼食を済ませ、とりあえず家に戻る。長男は横浜に帰るということで太東の駅まで送った。家族の一人が帰るだけなのだが、なぜか寂しさがこみ上げた。又、いつでもおいでねという妻の言葉に長男は黙ってうなづいて駅に入った。
我々は、その後太東燈台で行っている「燈台まつり」へと向かった。太東崎燈台クラブの方々が主催していてなかなかの人出で、坂の途中の駐車場もにぎわっていた。地元の人達でなく観光客も多数いるのだが、顔を知っている人も多くいて、地元中心のイベントという感じである。
舞台の上では、顔見知りのウクレレクラブの面々が演奏中。そのあと、決まりのフラダンス。そばの売店では、Oさんの岩海苔や先日ラベルをデザインした「ヴィーナス岬せんべい」が好評に売られていた。
私も僅かながらこのクラブにお手伝いした甲斐があったようだ。
いつも連休のような生活だが、息子が来てくれたおかげで昔ながらの連休を思い出した2日間だった。
連休後半、前日から長男が横浜から我家を訪れてくれた。正月以来で妻も私も喜んで迎えた。その夜はイナダとタコの刺身とタコ飯でご馳走した。
翌5日、連休の渋滞にはまらないで良い所を案内しようということで、まずは万木城跡へと向かった。我家から西へ15分というところである。下の駐車場に車を置き徒歩で5分ほど坂を上がる。昔の戦国の城跡ということで展望台が建っている。そこから、霞んではいるが海の方向に、太東埼が見える。北、西にも展望が広げ城にうってつけの場所だったのであろう。展望台からは四方に鯉のぼりが泳いで、つつじが咲きまさに「こどもの日」を祝っていた。
万木城から、更に西に5,6分ほど走ると行元寺(ぎょうがんじ)に着く。この寺は天台の寺としてこの辺では格式の高い寺のようで、波の伊八の欄間彫刻で有名である。ちばディスティネーションキャンペーンで全国的に有名になりその期間中連日100名以上の参拝客があったという。
この日も、我々が着いた時に20名ほどがまとまったところで、寺の住職さんが寺の建物欄間彫刻について詳しい解説をして頂くことができた。このところすごく忙しかったので健康を害したということを聞いていたが、なかなかかくしゃくとしたしゃべり方で来た客に感動を与えたのではなかろうか。
その後、昼食を済ませ、とりあえず家に戻る。長男は横浜に帰るということで太東の駅まで送った。家族の一人が帰るだけなのだが、なぜか寂しさがこみ上げた。又、いつでもおいでねという妻の言葉に長男は黙ってうなづいて駅に入った。
我々は、その後太東燈台で行っている「燈台まつり」へと向かった。太東崎燈台クラブの方々が主催していてなかなかの人出で、坂の途中の駐車場もにぎわっていた。地元の人達でなく観光客も多数いるのだが、顔を知っている人も多くいて、地元中心のイベントという感じである。
舞台の上では、顔見知りのウクレレクラブの面々が演奏中。そのあと、決まりのフラダンス。そばの売店では、Oさんの岩海苔や先日ラベルをデザインした「ヴィーナス岬せんべい」が好評に売られていた。
私も僅かながらこのクラブにお手伝いした甲斐があったようだ。
いつも連休のような生活だが、息子が来てくれたおかげで昔ながらの連休を思い出した2日間だった。
2007年3月25日日曜日
夢鯨クルーズのスタート
3月24日夢鯨「自然観察」クルーズの3回目のクルーズが行われました。
ちばデスティネーションキャンペーンが2月から4月末まで行われる期間、この夢鯨クルーズは前倒しで参加することになりました。
いすみ市大原漁港を午後2時にスタートして約1時間海上から陸地を見ながら、海鳥を観察したり、スナメリを代表とする海の生物たちを観察することが目的です。又、多様な生物がこの海域に生きており、それらが夷隅川や陸の自然と関わって存在することを知ってもらい、海洋環境の保全、里山環境の保護、保全の大切さを理解してもらうことがこの会の設立主旨です。 夷隅郡市自然を守る会のメンバーの協力で会の運営がなされています。私もその一員としてボランティア協力をしています。クルーズのパンフレットやチケット、プレゼントのスナメリ下敷きなどの制作、ホームページの企画デザインも手がけました。
そんなことで、多くの参加者に喜んでいただくことが、協力した甲斐があったと実感することです。この日が3回目で11人の方が参加されました。その中にはホエールウォッチングのプロ(本人は「オタク」と謙遜)も参加し、顔を合わせることができました。林さんからは本人撮影の素晴らしいトンガでのザトウクジラの親子ジャンプの写真をいただくことができ、大変感謝しております。
クルーズでも彼は誰にも見えなかった「スナメリ」を数回瞬間的に見たそうで、やっぱりプロのすごさを感じました。天候も曇りで風も強く、コンディションは今ひとつでしたが、夏場のもっと生き物が活性化したときに、再度来ていただくことをお願いして、無事終了しました。
2007年3月11日日曜日
いすみ川河口ラグーン
2007年3月8日
我が家から海に向かって歩いて5分、海岸の防砂林手前に広がるラグーン(入り江)があります。よく散歩で通る道で、ラグーンには古いコンクリートの橋がかかっています。通称「水門」と呼ばれて、水門だった構造が残っています。
元々この入り江が夷隅川の本流で、海に出る前に蛇行していた流れの跡だそうで、今では本流の河口に向かって逆の流れになっています。外房の、河口干潟としては大きなもので水鳥たちがいつも見ることができます。
この日一人で野鳥観察と散歩を兼ねて歩きながら写真を取りました。100m以上離れてコンパクトなデジカメで撮るためなかなか鮮明には取れませんでした。でも雰囲気は伝わるものと思います。
まず目に入ったものは、大きな鳥たち、アオサギとカワウです。カワウは大抵群れを成して大げさに飛び 立ちます。サギはふんわりと軽く飛び立ちます。ウミウとカワウの区別は簡単には、山の方向に高く飛ぶ のがカワウ、海の沖に向かって低く飛ぶのがウミウと思えばよいと野鳥の会Sさんのお話でした。
カモは、この日は圧倒的にカルガモが多くいて、その他のカモがいるかどうかは分りませんでした。カルガモの写真はぶれたようで見にくいですが、「フィ ールドガイド日本の野鳥」に載っているような明確な特長がありすぐ分りました。
このラグーンは生き物の多様な活動を支えるために非常に重要なものです。少し前まで、今でも一部は、周辺の住宅の生活排水がそのまま流れ込んで汚染がすすんでいるようです。プラスチックゴミも夷 隅の本流から逆流してこのラグーンに堆積している状態です。そこに住む人々の自然に対する意識状況がそのまま反映しているものなのでしょう。
我が家から海に向かって歩いて5分、海岸の防砂林手前に広がるラグーン(入り江)があります。よく散歩で通る道で、ラグーンには古いコンクリートの橋がかかっています。通称「水門」と呼ばれて、水門だった構造が残っています。
元々この入り江が夷隅川の本流で、海に出る前に蛇行していた流れの跡だそうで、今では本流の河口に向かって逆の流れになっています。外房の、河口干潟としては大きなもので水鳥たちがいつも見ることができます。
この日一人で野鳥観察と散歩を兼ねて歩きながら写真を取りました。100m以上離れてコンパクトなデジカメで撮るためなかなか鮮明には取れませんでした。でも雰囲気は伝わるものと思います。
まず目に入ったものは、大きな鳥たち、アオサギとカワウです。カワウは大抵群れを成して大げさに飛び 立ちます。サギはふんわりと軽く飛び立ちます。ウミウとカワウの区別は簡単には、山の方向に高く飛ぶ のがカワウ、海の沖に向かって低く飛ぶのがウミウと思えばよいと野鳥の会Sさんのお話でした。
カモは、この日は圧倒的にカルガモが多くいて、その他のカモがいるかどうかは分りませんでした。カルガモの写真はぶれたようで見にくいですが、「フィ ールドガイド日本の野鳥」に載っているような明確な特長がありすぐ分りました。
このラグーンは生き物の多様な活動を支えるために非常に重要なものです。少し前まで、今でも一部は、周辺の住宅の生活排水がそのまま流れ込んで汚染がすすんでいるようです。プラスチックゴミも夷 隅の本流から逆流してこのラグーンに堆積している状態です。そこに住む人々の自然に対する意識状況がそのまま反映しているものなのでしょう。
2007年3月7日水曜日
3月6日布施と成東の違い
4日日曜の夜、(独)中央農業総合研究センターのO博士から電話があり、当方のHPを見て、千葉の菜種栽培の状況を調査したいので、こちらの畑に来たいとの申し入れがありました。急なことながら受入れOKの返事と、この センターがつくばにあることから、同じつくば本社のスカイホテルを紹介しました。
翌日夕方、自然を守る会の手塚事務局長と私とで来客対応をし、先方のインタービューを受けました。そして6日朝、布施の菜の花畑に案内し状況を見てもらいました。明らかに牧草の勢いに菜の花は劣勢となり、縮こまった状態を観察しながら、原因について話し合いました。
彼らの見解では、この後の大きな成長は望めないだろうという悲観的な評価でした。砕土の粒の大きさや肥料不足、水はけの悪さ、土壌の酸性化など色々な原因がありそうです。そこで、同じ千葉県環境財団の菜の花エコプロジェクトに申請している成東の「ひゃくしょうやつだの会」を紹介し、会長の大久保さんを訪問することにしました。
途中、我が大藪会長を乗せ、成東へ行き、現地では同じ会の大谷さんに案内していただくことになりました。「やつだの会」の菜種栽培は搾油を目的とせず、菜花の食用販売を目的にしているとのことですが、我が布施の田んぼとは大違いの様相に、一同唖然として、興味津々の顔に変わりました。
大谷さんの解説は非常に丁寧で「何にもしなくてもこんなになった。簡単な栽培である。海水を噴霧した効果は味と色にあるようだ。土の上に牛糞とおからを乗せ発酵させ、浅く土を攪拌したところに手で筋播き、バラ播きをしただけある。原理は土中の微生物を活性化させるためになるべく生の状態で施肥するのが良いのだろう。」ということでした。
2007年2月26日月曜日
菜の花畑2月25日
2月26日プロジェクトの仲間のIさんから次のようなメールが入りました。
布施の状況で気になっていた雑草との競り合いが、菜の花が若干負けそうです。
3月9/10日のいずれかで手を入れに行こうと思います。
このブログを見て参加される方はメールしてください。
菜の花エコのみなさんへ
昨日布施に行ってきました。
画像のような感じです。イネ科の雑草(牧草)だと思いますが、昨年は今の時期にはこんなに見られませ んでした。この暖冬で、秋に芽生える数は多いし、全然枯れませんでした。草刈りをしてから冬を迎え、霜で、多くの雑草が育たないかと思われましたが、画像の通りです。本当に良く伸びています。特に1月の霜の少なさと適度な降雨のためと思われます。
多くの菜花が光はあびていますが、このままでは雑草に肥料を吸われてしまいますし、このあとの伸長競争では、光の奪い合いに負けてしまいそうです。そこで、なかなか日程が取れないかと思いますが、とうが立ち始める前に追肥と除草をした方がよい結果に結びつくと思います。
それから、ことしは収穫も早くなるのではないかと思われます。4月から5月にかけての連休には網をかぶせたいですね。そのためにも、3月下旬には、網の覆いの竹の骨組みを作っておきたいなと思います。
伊藤さん竹の提供と併せて音頭を取って頂けないでしょうか。
私はちょっと日程の都合がうまくつかないかもしれません。
布施の状況で気になっていた雑草との競り合いが、菜の花が若干負けそうです。
3月9/10日のいずれかで手を入れに行こうと思います。
このブログを見て参加される方はメールしてください。
菜の花エコのみなさんへ
昨日布施に行ってきました。
画像のような感じです。イネ科の雑草(牧草)だと思いますが、昨年は今の時期にはこんなに見られませ んでした。この暖冬で、秋に芽生える数は多いし、全然枯れませんでした。草刈りをしてから冬を迎え、霜で、多くの雑草が育たないかと思われましたが、画像の通りです。本当に良く伸びています。特に1月の霜の少なさと適度な降雨のためと思われます。
多くの菜花が光はあびていますが、このままでは雑草に肥料を吸われてしまいますし、このあとの伸長競争では、光の奪い合いに負けてしまいそうです。そこで、なかなか日程が取れないかと思いますが、とうが立ち始める前に追肥と除草をした方がよい結果に結びつくと思います。
それから、ことしは収穫も早くなるのではないかと思われます。4月から5月にかけての連休には網をかぶせたいですね。そのためにも、3月下旬には、網の覆いの竹の骨組みを作っておきたいなと思います。
伊藤さん竹の提供と併せて音頭を取って頂けないでしょうか。
私はちょっと日程の都合がうまくつかないかもしれません。
登録:
投稿 (Atom)