2007年3月8日
我が家から海に向かって歩いて5分、海岸の防砂林手前に広がるラグーン(入り江)があります。よく散歩で通る道で、ラグーンには古いコンクリートの橋がかかっています。通称「水門」と呼ばれて、水門だった構造が残っています。
元々この入り江が夷隅川の本流で、海に出る前に蛇行していた流れの跡だそうで、今では本流の河口に向かって逆の流れになっています。外房の、河口干潟としては大きなもので水鳥たちがいつも見ることができます。
この日一人で野鳥観察と散歩を兼ねて歩きながら写真を取りました。100m以上離れてコンパクトなデジカメで撮るためなかなか鮮明には取れませんでした。でも雰囲気は伝わるものと思います。
まず目に入ったものは、大きな鳥たち、アオサギとカワウです。カワウは大抵群れを成して大げさに飛び 立ちます。サギはふんわりと軽く飛び立ちます。ウミウとカワウの区別は簡単には、山の方向に高く飛ぶ のがカワウ、海の沖に向かって低く飛ぶのがウミウと思えばよいと野鳥の会Sさんのお話でした。
カモは、この日は圧倒的にカルガモが多くいて、その他のカモがいるかどうかは分りませんでした。カルガモの写真はぶれたようで見にくいですが、「フィ ールドガイド日本の野鳥」に載っているような明確な特長がありすぐ分りました。
このラグーンは生き物の多様な活動を支えるために非常に重要なものです。少し前まで、今でも一部は、周辺の住宅の生活排水がそのまま流れ込んで汚染がすすんでいるようです。プラスチックゴミも夷 隅の本流から逆流してこのラグーンに堆積している状態です。そこに住む人々の自然に対する意識状況がそのまま反映しているものなのでしょう。
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