2007年3月7日水曜日

3月6日布施と成東の違い

4日日曜の夜、(独)中央農業総合研究センターのO博士から電話があり、当方のHPを見て、千葉の菜種栽培の状況を調査したいので、こちらの畑に来たいとの申し入れがありました。急なことながら受入れOKの返事と、この センターがつくばにあることから、同じつくば本社のスカイホテルを紹介しました。

翌日夕方、自然を守る会の手塚事務局長と私とで来客対応をし、先方のインタービューを受けました。そして6日朝、布施の菜の花畑に案内し状況を見てもらいました。明らかに牧草の勢いに菜の花は劣勢となり、縮こまった状態を観察しながら、原因について話し合いました。

彼らの見解では、この後の大きな成長は望めないだろうという悲観的な評価でした。砕土の粒の大きさや肥料不足、水はけの悪さ、土壌の酸性化など色々な原因がありそうです。そこで、同じ千葉県環境財団の菜の花エコプロジェクトに申請している成東の「ひゃくしょうやつだの会」を紹介し、会長の大久保さんを訪問することにしました。

途中、我が大藪会長を乗せ、成東へ行き、現地では同じ会の大谷さんに案内していただくことになりました。「やつだの会」の菜種栽培は搾油を目的とせず、菜花の食用販売を目的にしているとのことですが、我が布施の田んぼとは大違いの様相に、一同唖然として、興味津々の顔に変わりました。

大谷さんの解説は非常に丁寧で「何にもしなくてもこんなになった。簡単な栽培である。海水を噴霧した効果は味と色にあるようだ。土の上に牛糞とおからを乗せ発酵させ、浅く土を攪拌したところに手で筋播き、バラ播きをしただけある。原理は土中の微生物を活性化させるためになるべく生の状態で施肥するのが良いのだろう。」ということでした。

3町歩の畑を見た後、大久保さんの酵素風呂ハウスで、更に大久保さんを交え懇談しました。いすみからカジメの海草を貰い、それも畑に入れてみるとのことでした。その場でも、大久保農園特産の海水をかけて育ったイチゴをたっぷりといただきました。一箱を大藪さんとシェアすることで帰途に着きました。このイチゴ、とにかく大きくてアマーイのが特徴です。お皿が24cmですから大きさが分るでしょう。前回一緒に行った皆さん抜け駆けしてごめんなさい。特にナナエさんお声を掛けなくてすみません。

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