2007年5月21日月曜日

かろうじてネットを張りました

5月20日
この日と前日、皆さんの条件にあわせ布施の畑の草刈、網掛けをやりました。今年は、昨年と比べ更に収穫は悪い状態になります。それでも残った株を鳥から保護し、種だけでもとろうということで、防鳥ネットを張りました。株が分散しているため、最も成長の良かった戸張さん担当の畝だけをかぶせました。

これで2週間ほど熟せば収穫が可能と思われます。帰る頃、数羽のカワラヒワが偵察にやってきました。多分分散した株は、あっという間にたいらげられるでしょう。

幾つか反省点があります。菜種を栽培して4年目になりますが、この畑の地力がやせて来ていることが、まず第一でしょう。菜種は昔から、牛を飼う農家の排泄物を捨てる場所で栽培してきたようで、毎年土を作る堆肥の補給がないと基本的に無理なようです。土を中和する石灰も必要のようです。次に、播種段階で堆肥を鋤きこみ、土を耕し粒を細かくすることで、発芽を促すことも重要なことです。更に、発芽後は、成長にあわせ追肥を行うこと。化成肥料を使わない時は液肥を株元に注入するのが良いそうです。

というように、「菜の花栽培は簡単」というのは、誤りであるというのが教訓です。やはり地道で本格的な農作業が必要ということです。肥料や、耕す機械、雑草とりなど、資力、労力をかけ無ければ満足のいく結果が出せないということでしょう。

さて、今年の秋からこの畑をどうするか考えどころです。

その前に、菜の花の周りに植えたソラマメが収穫期になりました。育ちは菜の花同様いまいちですが、中身は熟れています。試しに少し食べてみましたが、茶色い実はなかなか味が良いと思いました。この色素で染物もできそうです。来週末26日、27日辺りに希望者でソラマメの収穫をしましょう。

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