2007年12月29日土曜日

ケヤキの木ベラ

クラフト作家の境地で作りました。
前日、大多喜の新生木材さんへ行き、製材の端材を貰ってきました。大きなケヤキを製材した時の、木の背板です。製材した時に偶然いい角度でテーパーがかかった辺材のところです。
そのテーパーを利用して、料理用の木ベラを作ろうと思い、どんなものがあるかネットで調べましたが、その殆どは洋物(当たり前かも)で、和風のものはありません。樹種としても、ビーチ(ブナ)、アッシュ(トネリコ)と洋材です。ケヤキも堅木ですから多分できると思い、又、かみさんからどんな形が使い易いかアドバイスを貰い作ったのがこれです。
早速、ムラサキイモのきんとんを作るのに使ってみました。先がうっすら赤みがあるのが、芋の色素が染込んだものです。いろんな料理で使うといい色に変色すると思います。握りの太さや、へらの先のカーヴなど使ってみて、手を入れていこうと思います。
千葉の森林が死にかけている中で、林業に頑張っている新生木材の黒川社長を支援するつもりで、千葉県産材を使った、生活用品開発をNPO的にやりたいと思っています。誰でも簡単に、短時間でできる木ベラや、しゃもじ、木の匙から初めて、インテリア家具まで展開できるといいなあと思っています。
この企画に参加したい方、ちょっとモノづくりしたい方がいれば、多いに歓迎します。来年千葉に住むデザイナーや建築家などと立ち上げる予定の、「ちばデザインネットワーク」の企画事業として取組む予定です。興味ある方、声を掛けてください。メールしてください。

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