2010年12月20日月曜日

第1回いすみ平和美術展

12月8日から19日まで、いすみ市の房総わだつみ美術館で「第1回いすみ平和美術展」が開催されました。市内の6名のプロ・アマのアーティストが参加し、子どもも入れて約450名の方々の参加がありました。その中で行われた、焼き芋サービスやミニレールサービス、餅つき大会など楽しいイベントの紹介は次にして、まずは、出展作品の様子を紹介します。


あいさつパネルです。開催の趣旨が書かれています。いすみ市と市教育委員会が後援してもらいました。太田市長、池田教育長その他、市の職員の多くの方々も来ていただき、イベントにもご協力いただきました。


会場の初めに、私の作品を展示しました。寄木のテーブルと集成材のチェアです。概ね好評でした。チェアは集成材の切断面を背座の表面に見せる構造で、そのランダムな木目の組合せが特徴です。
量産化の目途はありませんが、どなたか販売したい方がればメーカーと調整させていただきます。


西みち子さんのパステル画です。かなりご高齢ですが、荒々しい外房の海を力強く表現されています。会期中あいにく入院されていましたが、最終日に退院、参加することができました。良かったですね。


木倶知のりこさんの作品です。そばで見ないと分かりませんが、きわめて微細で緻密な絵画です。超現実的な表現は、この世のものでない、しかし、イメージの中で立ち現われる世界を良く表現しています。立体造形化のたべ・けんぞうさんの奥様で、プロの画家ですが、今では大原をベースとして活躍されるガムラン音楽のチームの主宰で、いろいろな所での演奏活動をされています。


たべ・けんぞうさんの作品です。タイトルは「Star Dust」シリーズです。使われなくなったバイクの部品、湯沸かし器の部品など組合せ、それに光、音、動きを加え、再生された生命体を表すオブジェです。とにかく凄いのです。


大藪健さんの海の中の魚たちの写真です。八丈島には60回以上、魚のユウゼンを撮影に行っているそうです。その他、国内外の海をスキューバで楽しんでいます。普段は太東ビーチでサーファーとして、他にコウモリの洞くつ探検や、長年の教員生活で作られた教え子たちとの交流、そのお母さんたちとの交流など、とにかくこの地域では有名人です。


國房魁さんの撮りためてきた地域の子供たちの写真をずらっと並べました。初期の子どもたちは当然今は大人になって、さらにその子どもたちが見に来ていました。カメラの枠から人の表情を見続けてきたため、普段カメラなしで会うと分からないこともあるとか。昔から、超有名なTVのCFを撮り続けてきたプロ中のプロの方です。会期中も、来た人やスタッフを撮り、又それが展覧会に貼られるという、パフォーマンスも素晴らしい方です。


会場の隅ですが、「9条の会・岬」のコーナーです。これまでの活動の歩みを会報を展示して紹介しました。この展覧会のスタッフとして会員の皆さんの献身的な協力がありました。平和美術展の名にふさわしい貴重なメッセージを発信してもらいました。
などなど、内容豊富な展覧会が成功裏に終わり、このわだつみ美術館を利用して他のグループや作家の方の作品の発表に、又、子どもたちの遊び、学ぶ場として活用できれば良いという思いです。

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