手順は以下の通りです。前回とは少し違うやり方で手抜きをしております。
①キウイフルーツを約50個ビニル袋に、熟したリンゴ、バナナと一緒に入れ10日間あまり追熟させます。とにかく実が軟らかくなるまで入れておきます。
②実の熟しにあまりかかわらず糖度は12~3%の様でした。この際、他のワインも将来作ることを想定して思い切って、デジタル糖度計をゲットしました。これまで測ったもので、最も高かったのは「自家製干し柿」で25.4%もありました。柿は果物でも糖度の高い傾向の様で14%~20%が甘いと感じられる状態でした。キウイフルーツは硬い状態で11%位、熟しても13%位の様です。
③皮をむき、マッシャーで潰します。ひたすら、グチャグチャと果汁がたっぷり出るように潰しますが、平たい鍋の中で、7~8個単位でやるのが効率的でした。
④ボールにジュースを移しますが、その際、果肉を大まかに取るために金ざるを使いました。木べらで押しつぶすようにジュースを絞り出しました。キウイフルーツ独特の黒い種は不思議と網の目を通ることなく果肉のかすに含まれていました。このかすは、もったいないので砂糖を加え、煮詰めジャムにしました。結構おいしくできました。昨年まではこの工程で、フードプロセッサーで潰した果肉をガーゼふきんで絞ったのですが、これは大変な作業でした。2度とやれない大変さです(2度やりました)。
⑤果肉部分がまだまだ多く含まれているジュースをガラス瓶に移し糖度を上げるために砂糖を溶かし加えました。25%まで糖度をあげ、アルコール発酵を促進させます。
⑥発酵のきっかけを与えるために、ほんの少量のイースト菌(市販のパン用のもの)を加えました。発酵は空気中の酵母菌や乳酸菌で進むようでその家にいついている菌が働くようです。これまで、我が家で作ったワイン類では、この方法で無事アルコール度の高いワインになっています。
さてこれから、約3カ月発酵熟成させることになります。糖度が10%程度まで下がったら発酵を止め小瓶に移し保存します。来年の春にヌーヴォーができるはずです。
飲みたい方はその頃お越しください。