2010年7月7日水曜日

コンクリートに着色したスロープの化粧工事

勝浦白木の伊藤ハウス入口にあるスロ-プの舗装工事を、地元ゼネコンの目羅組に発注!!
おかげで10日余りをかけ、丁寧な工事をしていただき無事完成。

その後28日間の養生をし、着色作業を自分でやってみました。 使った塗料は、アメリカ製の「アシッドステイン」という着色材です。
なぜ着色したかというと、コンクリートの地色はそれ自体はニュートラルで清潔感のある色ですが、あまりにもどこでもあるために、都市的で人為的な構築物というあまり優しくない印象を与えます。それを周りの風景に溶け合せ、もともとそこにあったような存在にできないかという発想からの思いつきでした。
そこで、いろいろネットで検索、素人でも簡易にできる方法はないか探したところ、この塗料のインストラクションのブログがヒットして販売者が分かり購入した次第である。USA、カナダではポピュラーな処理であるらしい。モールの通路などパブリックな空間に変化をつけ、タイルや石張りなどよりも安くあがり、見た目マーブル調になる点が受けているようだ。
酸性の塗料で、セメントのアルカリに反応して化学変化を表面に起こさせ着色する仕組みだそうだ。スプレーで吹き付け、むらの加減が味わいである。ところがもともと25㎡分を薄めて57㎡に拡散させたせいか、厚塗りのところと薄塗りのところの差が出てしまった。
遠目では、ナチュラルな鉄錆の色、サンドストーンないしは赤土粘土の色に見えて、なかなか落ち着いて良い感じに見える。
コンクリートだけの単調さに対し、少し複雑な見え方を人工的に与え、自然な感触を観る人に与えるそんな実験である。塗料は送料込みで7千円ちょっとである。
興味のある方、見学されたい方どうぞご連絡ください。